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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

ヒーピアがんばれ!

チャンピオンズリーグ予備予選カウナス×リバポ1stレグの再放送を観ながら、2ndレグ生放送待ち中。ベンチのモリ男さんがカワイイのは言うまでもないが、シセ兄貴かっちょええ! ミラン・バロッシュは出てしまうのが濃厚なのか、やっぱり……とか余裕ぶちかましてたら、ナンデスカ? このラトビアチャンピオンに先制を許してたのね。ちょっとさー、おろおろするじゃないのよう。ちっかりちてっ!

それからが、ヒーピアに釘付け。「ああ、ヒーピアたんが追いつかなかったのねー。ヒーピアがんばれ! とにかくがんばれ!」えーっと、今期はアタクシ、強力にヒーピアをサポートすることに決めてますっ!

なんでかってーと、それはイスタンブールにさかのぼるんです。

ミラニスタなマダームと乗り込んだイスタンブールで、アタクシたちがまずしたことといえばもちろん、ミランご一行さまが泊まっているホテル探し。おかげでマダムはお茶、アタクシはワインで腹一杯になるほど、ファイブスターホテルをタクシム中心にめぐってたんですね。その甲斐あっていつもはスルタンアフメットに常駐しているというタクシーの運ちゃんから「ここがミランの宿だよ」との情報をゲットしたのが試合前日の24日。その日はアタチュルク・スタジアムで12時から記者会見、18時から練習が行われるとの情報をネットカフェでゲットしてましたから20時からホテルで張ってれば、練習帰りの選手に会えるわね、とアタクシたち、、一旦ホテルに戻って仮眠してから、フルメイクでいそいそとハイアット・リージェンシーに出かけたわけです。

ところで、このイスタンブールってーのが、もう激しくヤヴァいところで、街中イルハン級ハンサムだらけでアタクシのハートは実に危うい状況。飲み過ぎもあって「あー、モリ男! お守り男なら、アタクシのハートを守ってぇーーーーー!」とか叫んでたんですが、そんな日中、ハイアット・リージェンシーのカフェでお茶してたとき、なんか記者か関係者のパス持った人が「今、モリエンテス待ちなんだよ……」みたいなことを英語で話してるのを、たしかに聞いてたんですね。

リーグ戦では奮わなかったけど、りばぽは決勝で勝てば、来期もCLに出られるって話がもうありましたから、モリ男もイスタンブールには来てるってことは、乙女の嗅覚がつかんでました。でも……。

いそいそ出かけたハイアット・リージェンシーで、玄関がよーく見える2階奥のカフェへ、昼間に会ったウェイターに「めるはばっ!」なーんて声かけながら、あたかも「アタクシたち常連ですもの」てな風情で松葉杖つきつき進んでいき、ちょうど死角になるようにできたテーブルが見えたとき、アタクシ、フリーズしましたのよ。

「も、も、もりえんてす!」

そのテーブルにチーム関係者と選手数人といっしょにちんまりいる、だけどキラキラ輝くモリ男さん。目がバッチリあっちゃいまして(そりゃー、松葉杖なんかついてるから目立つわね)、文字どおり、手も足も出ない。すぐ後ろにいたマダームを振り返って驚愕の事実を伝えようにも、言葉も出ない。(でも、彼女はすごい理解力で、瞬時にして事態を判断)。やや離れたテーブルにつき、ともかくワインを頼んで、スペイン語の練習開始。「ポ、ポ、ポドドドリア・トマール・ウン・フォトトト・ココココンミーゴ?で、いいんだっけか?あうあうあうあうあうあ……」とかなっちゃってて、あーもうダメだわ〜な状態。なんだけれども、立ち上がったモリ男さんを観た途端、とっさに「セニョール・モリエンテスぅ」と呼びかけて、いっしょに写真を撮ってくだたい、とお願い。マダームがカメラを構えたら、「フラッシュが出てないよ」と喚起してくれる、モリ男さん。気が利くんだね〜。それだけでなく松葉杖のアタクシを気遣って、肩に手が……(感涙)。とくダネ!の小倉が「香水が臭い」とかゆってたけど、そんなこたぁありませんでしたっ! ちなみにお肌もやわらかかったです。

で、ヒーピアはどこに出てくるんだよ?ってーと、まあ、そうこうしてモリ男さんたちはレストランへと立ち去られたわけですが、そのあともロビー内カフェをうろついて守備固めをしていたのがヒーピアで、でも、たいへん申し訳ないことに、アタクシども、モリ男ショックでぼーぜんあぜんだったんですね。

そしたら、こともあろうにヒーピアがアタクシの横にやってきて、ちなみにここのソファ席に陣取ってたんですが、ヒーピアったら、立ったままじゃなくて、座ってるアタクシと目の高さを合わせるために、床にヒザついて、ソファの肘掛けに腕を乗せて、そんで、話しかけてきたんですよ、わざわざ。「モリエンテスってホントにイイ選手だよね〜。ボクらみんなヤツのことが大好きさ」って。ヒーピアってフィンランド人で美しいクイーンズ・イングリッシュを話すんだろうに、下町の兄ちゃんみたいな英語で「ああ朱に交わると赤くなるのね」って思いましたが。アタクシ、まったく事情がのみ込めてないまま「ええ、アタクシも大好きなんですっ(言わなくてもわかるよねえ)」とか「それで去年はゲルゼンキルヒェンにも観に行ったんですよ」とか「でも明日はモリ男が観られないのが残念です」とか、ともかくなんかご歓談してたんですわ(たしか)。で、そのあとが問題。

「明日はもちろん、ボクたちを応援してくれるんだよね?」

と、ヒーピアさまに尋ねられ、マダームとアタクシ、本日2度目のフリーズ。10秒経過後、我に返り、急いで「ええ、もちろんですわ(にっこり)」と答えたけど、たぶん、バレたと思います、アタクシたちがミラニスタであることが。(とりあえず「明日、あなたのスバラシイプレイを楽しみにしてます」とかフォローはしてみたけど)

たぶん、イングランドのクラブチームはクリスマスとかに地元の孤児院や病院をよく慰問してるんで、きっと松葉杖つきで遠くから観に来た可哀相な女の子に親切にしてくださったのでしょう。翌日、ウソを吐いたアタクシどもへのヒーピアの呪いか、それともここで運を使いはたしちまったのか、まあ、言いたくもねーようなことが起きてしまったわけですが(アタクシの脳内では、前半で試合は終わっています)。

でも、そういうわけでヒーピアのことは、イスタンブールでまったく応援できなかった分、かなり強力に応援したいと思うわけです。ちなみに現像したモリ男さんとのツーショットの1枚には、背後霊のようにヒーピアも映ってました。