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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が書きじゃくりたいことを吐き出していきます。

美しき差別



はじめて高田先生のオフィスでつくった箱庭。渋谷の教室と違って夢のようなかわいらしいアイテムが多い。そのなかでこの日いちばん目に止まったのは針金がくっついている蝶々だった。これをなんとしても箱庭の空に舞い飛ばせたいと思った。「高さ」を感じたかった。
つくっているうちに生まれたストーリーは、蝶に代表される世界と、その世界へのデビューを夢見る者の存在だった。馬車はじめガラス製のアイテムのおりなす夢の世界とマトリョーシカの現実。「だるまさんがころんだ」のように近づいてきたマトリョーシカはそこに加わるメンバーではないことを宣告されている。
そして、帽子二つはこのスモールワールドをたまたま発見してしまった人間が、この出来事を見守っていることを描いた。「見る/見られている」、「受け入れられる/られない」関係。それは遠いようだけど、案外近いのかもしれない。