カレーと折り紙
今日は完全に1日フリーなので、友人と山下町(っていうより中華街のはずれ、もしくはスタジアムのそばと言ったほうがわかりやすいかも)にある、カレーはもちろんいろんな意味でお気に入りのデリーダイニングでランチブッフェとマシンガントークを心行くまで楽しんだ。
いろんな意味で、と書いたけど、ママの恵美子さんがまためっちゃ味がある女性で、折り紙アーティストでもある。お店は四季折々、折り紙で彩られてる。アタクシももらったけど、ちいさい子が来ると、カメとかイルカ、あるいはお花や指輪のプレゼントもある。かなりデカい女の子である友人もお花やバッグをもらってホクホクしてた。
で、最近、偶然だけど、物理学者による折り紙動画を見て、ああすごいわ~って思ったの。
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動画に登場する、物理学者のロバート・ラングはTEDでも講演してた。折り紙のしくみ~複雑な折り紙の作り方まで解説してるのが、めちゃめちゃわかりやすくて面白かった。
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どうやってああゆう複雑な折り紙がおれるのかが「なるほど!」納得。もちろん、アタクシには折れないけどね。
こっちは現在NASAで進められてる折り紙活用最新技術。これの自動翻訳はちょっとアヤシイけど、まあすごさはわかります。
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これの最後に出てくる折り紙ロボットA-PUFFERはNASAで現在テスト中で、数年後には月面探査デビューが期待されているとか。
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デリーダイニングの恵美子ママもカウンターで、あるいはお客さんが引いたあとの客席で「5分ほど時間あります?」って言って、紙に魔法をかけてステキな立体を生み出して、すごい!きれい!かわいい!って毎回なるんだけど、折り紙の凝縮する力、展開する力、立体化する力って、その汎用性の高さに、改めてすごい、素晴らしいなって、感動しちゃう。サイエンスとアートが両立して、歴史と未来が融合する。なんてロマンティックなんだろう。
で、カレーも折り紙のようだと、ふと思った。繊細なスパイスの配合とどんな食材もまとめる汎用性の高さと展開力(デリーダイニングのランチブッフェで同じカレーにあたるってなかなかない)。歴史ある調理法が今にも続く、医学とも結びつく美味しさ。暴食すると胃から下っ腹にかけて3D化する。そこはちょっと悲しい。理性を持ち続けることが求められる。まるで折り紙製作者の根気強さのように。
ロマンティックの追及には理性が欠かせないんだなと納得した。さまざまな新技術を折りだす技術者とアーティストの方々には、脱帽するばかり。デリーダイニングはじめ、おいしいカレー屋さんのシェフのスパイスマジックには、陥落させられるばかり。めっちゃ幸せだけどね。