フィーゴ、勝ちにこだわる男の意地のスタミナ

ポルトガル2-1オランダ
→決勝7/5(27:45)ポルトガル×ギリシャ

フィーゴはこの間のイングランド戦で、「ここでオレを外すか？」とムカついていた。そして報道陣に「ナニも言うことはナイ！」と静かにキレていた。だけど、息が上がってたのは誰の目にも明らかだった。ノロくなった。転ばされるより転ぶようになった。それを見ていて、衰えたのか？と悲しくなった。

だけど、今夜のフィーゴはスゴかった。「ドリブラーなんだよ、オレはっ！　ドリブルってーのはこう走るんだよっ！」と右サイドを駆ける。デコへ、クリスティアーノ・ロナウドへ、マニシェへ。オランダはボールを持ってもことごとく取り替えされた。ブーイングされないCKも、気持ちよさそう。デコ、もう全部フィーゴに譲っちゃえ！

そんなフィーゴのスッポン10匹相当のスタミナみなぎるプレイに、チームが呼応しないはずがない。先制点はデコのCK→Ｃ・ロナウドのヘッドだった。若いロナウドは、元気が出すぎてコントロール不能になり、ついユニを脱いでしまってイエロー。バカ！今日は審判が怒りンぼフリスクだって、あれほど言ったのに。だけど、まあイイ体してっから許してあげよう。