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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

だからなのか

ファミレスやコンビニで「よろしかったですか?」と聞くとゾワゾワする一人だが、この「よろしかったですか?」は名古屋オリジンだそうだ。甘口いちごスパ(800円)に代表される異様というか、面妖というか、奇怪というか、つまりありえねーメニューばっかりで全国に名を轟かしている喫茶マウンテンへの危険な登山ガイド名古屋の山の登り方で知った。写真付きメニュー紹介を見ていて、空腹感を覚えた自分に、もしや変態指数、ことにマゾ指数が高まっているらしい、と気づいてはいけないことに気づいてしまった今日、おりしもチンパンジーが2度目の来日。そういえば、夕べ神保町界隈で、若くてダセー一団が「来日反対!」って騒いでた。まあ案の定、道行く人の誰一人として注意を引くことはできてなかったけれど。

大騒音でしかない立派な正論。警察官にからんだり、小突いたりする平和活動。それらは何か、喫茶マウンテンの、フツーの人にとっては喰うことができない、むしろ危険な過剰でしかないサービスメニューと似たような性質があるように思う。でも、不思議なことに、それを求める人々はいる。

つまり、変態指数、ことにマゾ指数が高まっているのはapoだけでなく、もっと多く、もしかしてこの国まるごと変態への道を歩んでいるのではないか──そんなことを妄想するアンニュイな夕刻である。さてと、酒でも飲むか。

追記。
名古屋出身の某あやしいパズル作家にことの真相を確かめてみたところ、どこの喫茶店でもモーニングサービスでトースト+卵(無料)は当たり前!に代表される名古屋のこれでもか!的サービス精神は、ときに間違った方向性に突進することが多く、喫茶マウンテンの近くには芸風の似たお寿司屋さんまで存在する(した)という。たとえばマグロにぎりの場合、ドンブリ1くらいのシャリの上に、マグロがサクでドカンと乗って、500円くらい(当時)。両手でつかんでかぶりつくのが美しいお作法だが、頼めばフォークとナイフも出してくれる。喫茶マウンテンのような“一人一品ルール”はないので、シェアするのもあり。ちなみにタコは足一本が鎮座していて、アサリの味噌汁は洗面器一杯分ほどで、イジでアサリをたいらげたパズル作家氏は「うちのそれ、身を全部食べる人はなかなかいないんだぎゃー」と大将からお褒めの言葉をいただいたそうだ。ココまで来ると、客は食べに行くっていうより、化け物寿司とそれを頼んだ人を観に行くという感覚らしく、コハダなど(この店では)無難なネタを頼むと、ブーイングが飛ぶという。

→このお寿司屋さん、見たいんだけど、あまりにセンセーショナルだったせいか、パズル作家氏も店名を失念。紹介しているホームページとかありませんかね?