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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

カストロは元気で留守がよい

14日にキューバで「ブッシュのバーカ」と叫ぶデモがあって120万人も参加したそうな。先頭はカストロ。コイバも吸ってたんでしょうか?

夕べ、キューバ帰りのキュート・ボーイとデートしていたアタクシは、信じられない写真を見せられてビックリしていた。

「ウッソー、モノがあるじゃん!」

ショーウィンドーを写した写真には、紙パック(おそらく1リットル)のジュースとか乳製品やお菓子といった品物が並んでる。街角にはサンドイッチ製造器のあるファーストフード(?)店、そこにはジェラート製造器っぽいものも見られる。
「スーパー(ドルショップの)も賑わってましたよ」
「でも品物がないんでしょーよ?」
「いや〜、けっこーあったっす」
「ってったって棚の半分はガラ空きでしょ?」
「そんなことないっす。イッパイ売ってましたよ」

信じられない。アタクシがキューバに行ったのはかれこれ5年前だと思うんだけど、そのときはドルショップのスーパーなんて、見るも悲惨なモノのなさで、しかも買い物しているのは中国人だけだった。一緒に行ったメキシコ人と値段を見て、さらにビックリした。冷凍のチキンがメキシコの5倍以上もするのだ。それですら少ない。ホテルでボロボロになったジーンズを切りたいから「ハサミを貸して?」と頼んだら「ない」と断られた。そのキューバにモノがあるのか?

キュートボーイはハバナだけで飽きたらず、地方のトリニダートまで行ったらしい。
「けっこう観光客も来てましたよ、ツアーで来るのはジジババが多いけど、でもツーリスタの長距離バスもけっこう立派で」
「じゃ、停電あった?」
「断水2日半もあってキレましたけど、停電はなかったっす。」

そのうえツーリスタが強制されるドル流通でなく、ペソ(人民ペソ)流通に乗るのにも成功したらしい。
「いや〜、カサ・デ・カンビオ(両替屋)でフツーに替えてくれましたよ」
「えー、どこで?トリニダート?」
「いや、ハバナ・ビエハ(ハバナ旧市街)で」
「じゃあ、ツーリスト用の1ドル=1ペソのあのペソはないのぉ? ゲバラがついてるカッコイイお札は?」
「やあ、あるみたいっすよ」
「じゃあ、なんでぇ?」
「さぁ? でもさすがに博物館で使おうとしたらブチ切れられましたけどね。へへへ」
かわいい子は、誰でも自分のかわいさにまかせて冒険したがる。人民ペソ出したらその途端に目の色が変わったというのに、「ボク、エストゥディアンテ(学生)なんですぅ(にこにこ)」とかやったらしい。で、案の定
エストゥディアンテだって、ツーリスタ(旅行者)だろぉーがぁーーー!!!!!」
キューバ人がキレるのも当たり前です。ヨイ子のみなさんはマネしないようにしましょう。

経済制裁とかいいながら、キューバはそれをうまく利用してきた。化学肥料が入ってこなくなって、有機農法に切り換えたり、ガソリンがなくなって、馬が見直され、さらに家畜の糞でメタン発電するようになった。都市部でも菜園を作っているという。

最近カストロが目立ったときっていえば、2001年にジミー・カーター元大統領がキューバに行って、演説したときくらいか? 目立ち方はその程度にしておくのがいいのかもしれない、この国とっては。