ああ、ネドヴェド先生
ギリシャ1-0チェコ
→決勝7/5(27:45)ポルトガル×ギリシャ
とても痛そう。
なんて可哀相。
でも、
痛み歪む表情に、萌え。
30代男の涙に、萌え。photo
罪深きアタクシを許して。
試合は、チェコの中距離弾道ミサイルの豪華絢爛撃ちまくりで始まった。10分までは呼吸するのさえ許されぬほどの猛攻。なのに、点が入らない。いくら守備的でも、これではマズイと思ったのだろうか、ギリシャはかなり前からチェックが厳しくなる。今日の審判はコッリーナさん。昨日のカード大好きフリスクさんと違い、多少のことは「見てるだけ」だ。
そんなとき、ネドヴェド先生がいつもと違うダイブをした、と思った。間違いだった。先生はマジで顔を歪めている。ピッチの外に運び出される。一旦は、足を引きずりながらピッチに戻ったものの、やっぱりムリ。交代したあと、ベンチで顔を覆うネドヴェド先生。その美しい瞳を潤ませたネドヴェド先生。ロッカールームへ消えていくネドヴェド先生……。
ギリシャはうまいこと、チェコの攻撃の芽をつんでいく。そしてカウンターやセットプレイで数少ないゴールチャンスを狙っていた。こんなときなのに、アタクシのハートったら、細胞分裂を始めてしまった。ギリシャのチャリステアスの笑顔が眩しすぎる。しかも、ネドヴェド先生はショックのあまりベンチもハズしてお留守。その隙に、アタクシの空虚な心を、一瞬に侵略してしまった。
無得点のまま延長戦に突入し、終了間際、ギリシャのCK。それが誰かのヘッドに合って、ゴールに入ってしまう、そして試合終了。あのゴールは絵に描いたような「まさか」で「魔の刻」で「偶然」で「隙」で「アクシデント」で「ブラックホール」で「予想だにしない出来事」だった。満月の晩だったのが関係アルのかナイのかわからない。でも、今までノーマークだったチャリステアスに後半15分あたりから突然トキメキ始めたのは、月の魔力がなかったとはいえないような気がする、乙女的に。