結構なお手前の虐殺でした
今夜のわれわれは、ミラニスタ夫婦＋その友だち(大人)×２＋ユベンティーノ中学生＋インテリスタ小学生＋そのサッカー友だちの小学生＋そのママン＋アタクシという布陣でバルサゴール裏に望む。お台場の哀愁など、ここでは通じない。先に到着した皆さまは、自由席の行列でビニールシートを敷いて、ラインをあげていた。ここまでお膳立てしていただいてたら、フォワードのアタクシも燃えないわけにはゆかぬっ。試合前からたっぷりゴルゴルするわよう。まず、無情のバッタユニの強気買いからスタートだ。今日は若くてノリのいい日本人のおにいちゃんに「ねえねえジャンケンで勝ったら2000円にしてよ！」と持ちかけて、モナコのMORIENTES 10フリーサイズをめでたくゲット！ とうぜんチームメイトの値引き交渉もバリバリやるぜ。ハーフタイムは移動中の行列でビール。でも、ここでリラックスはしちゃいられねー。なんてったってできるだけ良席×９もゴルゴルしなくちゃならないのだから！→もちろん、ゴーーーール！
試合開始までは、昨日のフィーゴ(ファン)の彼女を見習って、配ってた団扇と白い何かが入ってたビニール袋を加工して、即席バルデス君応援グッズ作成。……して準備万端だったんだけど、先発ルシュトゥだった。ちぇ。
でも、そんなあがりっぱになったテンションに応えてくれたのは、元モナコの王様ジュリーーーーー。ゴーーーール！アレ！さらにゴルゴル！アレ！アレ！続いてラーション！わーい、わーい。前半から虐殺ムード、ばっちり！ しいていうなら、ロナウジーニョの曲芸ドリブルがもうちょっと観たかったけど、バルサの前目の連携、すごくイイ！ それにプジョルは年がら年中最後尾からつっこんでくし、ゴル前はラファエル・マルケスが美しく守っているし。ああ、うっとり。DFラファ＋GKバルデス君だったらなあ……、アタクシが飛び込んでゆきたい。キャッチしちゃって！ デコの変貌ぶりにびっくり。ビッグクラブに来ると、垢抜けるんでしょうか？(モリ男がモナコで垢抜けたのはどうしてなんだろう？)
ただ、ですね。ラーションのゴルゴルのあとは「ラーション、ちゃちゃちゃ」って賞讃するんですけど、なんでジュリにはやってあげないのでしょうか？ そんなに知られてないんですか、ジュリの存在は？
さらに萎えたのは、ブーイング。鹿島サポもバルササポも、お互いに“忠誠心の強い”サポだとは思うけど、相手がボール持っただけでブーイングってのはちょっといただけない。だってこれ、親善試合だよ？ そこまで憎しみを前面に出すような闘いじゃあないし。相手チームへのリスペクトがゼロのブーイングのバーゲン会場みたいな状況は、貧乏臭くて辟易とさせられちゃう。ま、アタクシがマダーム体質のせいだからかもしれませんけど。
