三浦和義氏と自殺報道
報道が下火になったところで、気になっていた事件のメモ。
TVではそう思わないけど、ブログではかなり真っ当なことを歯に衣着せず語っていると思うデヴィ夫人(デヴィの独り言〜独断と偏見「三浦和義容疑者の自殺」より)
あれはきっと、彼がミステリアスな(遺書なしの)
自殺を遂げたら、世間がどんなに騒ぐかを想像して
愉しんでいたのではないか。
また、何故マスコミが彼に対する呼称が、
元社長と言うのかがわからない。
何の元社長? 三浦容疑者という方が適切ではないか?
人気(?)の心理学サイト「こころの散歩道」の碓井教授(「ロス疑惑三浦和義元社長自殺から考える自殺予防の心理学」より)
(三浦氏は)とてもユニークな人でした。
精神科医の中には、彼を「演技性人格障害」だと考える人もいます。人格障害とは、個性の幅を超えて大きく歪んだ性格のことで、演技性人格障害は、簡単に言えば、極端な目立ちたがり屋です。嘘をついてでも、人の目を引こうとする行動も見られます。行き過ぎれば、自己破滅的な行為までしてしまいます。
直前にとても明るい人もいます。何かの入会金を払うなど、死ぬとはとても思えない行動をとっていた人もいます。明るく見えるだけだった人もいるでしょう。また、突然死を考えた人もいるでしょう。
三浦和義元社長が何を考えていたのかはわかりません。ただ、「強い人」は意外ともろい人なのかもしれません。
日本中に「ロス疑惑の三浦和義元社長自殺」と臨時ニュースが流れ、人々に衝撃を与えました。その直後から、膨大な報道がなされています。(略)
ロス疑惑問題としてではなく、自殺報道の問題であり、自殺予防のことを忘れてはいけないという観点をなくしてはいけないでしょう。
自殺の連鎖を防ぐためには、メディアも注意が必要です。
○センセーショナルな報道の仕方をしない
○自殺方法を具体的に伝えない
○自殺を美化するような報道はしない(「潔い死に方だ」など)
○自殺の理由を単純化しすぎた報道をしない(「いじめ自殺」「不況自殺」など)
○自殺という行為を非難しすぎない(自殺する人は弱い、最低だ」など)今回は、大きな報道がされてしまっています。特殊な事例だとはいえ、死を考えている人びとには影響を与えかねません。大きな自殺報道をする時には、かならず自殺予防の側面からの情報も尽かししなくてはなりません。