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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

どぶろくしぼり(愛飲酒記)

遅ればせながらパパリン(リアル)とGW。今回はいろんなところから貢物があってナイスだったんだけど、いちばんは、自家製のどぶろく。父の囲碁仲間でどぶろく造りがうまい方がいて、以前いただいたとき、その美味さを「たまりませんわぁ」とストレートに賞賛したら、娘が来ると聞いてわざわざ届けてくださった。

それも今回は「絞ったやつが、残ってたから」のスペシャルバージョン。米粒も麹も残ってなくて、より清酒に近い。味は仕込んだ人によりけりだけど(白濁してるどぶろくでも、とろーんとミルキーに仕上げる人もいるし、あっさりさらっとの人もいる)、今回いただいたのは、まさに「春」って印象のフレッシュさ。口の中に花が咲くカンジ。我が家ではコノハナサクヤヒメと勝手に命名した。白ワインより薄い黄金色も美しい。“米米した感”がなくて、どちらかといえば淡麗、でも、ふつうの日本酒より度数は強いように感じた。そこが危険、放っておくとクイクイいっちゃうので。

コノハナサクヤヒメでやっつけたのが、やはり貢物のアカハラという川魚。親戚のお姉ちゃんの友だちで、釣り自慢の料理人が釣ってきて作ってくれたもの。手のひらサイズのが2〜3匹ずつ竹串に打ってあるのを焼きながら飲みながらいただく。鮮やかな婚姻色が出たコイツはアユと同じでキモを食べる。頭からガブリと行くとクリーミーなキモと脂が乗った身が口の中がとけあってとれびあ〜ん。

箸休めは裏山の山ウドスティック。うどの大木っていうだけあってもう今頃はすっかりデカくなり、真緑だけれど、やわらかそうな、でもそこそこ伸びたところを刈ってくる。これをバナナをむく要領で外側の皮をむきながら味噌をつけて生で食べる。筋がまったくないセロリに青臭さをプラスしたカンジ。生食は、伸びた若芽でもやわらかい今だけのごちそう。