C組:トラパットーニ……食えない男の目論見
すでにブル×デン戦は、トマ尊の1ゴル1アシストの活躍で勝負がついてる。この時点で、デンマーク1勝1分で勝ち点4得失点差+2、ブルガリアは2敗で予選敗退が決定。アッズーリにとっては「勝たなくちゃダメ」な試合……だと思ってた。
でも、トラッパットーニ監督は最初から最終戦のブルガリアに照準を合わせていたのかもしれない、もしかして。ありえなくないような気がする。最終戦までハラハラさせる、いかにもコイツのやりそうなことだ。試合日程とニラメッコして考えたんじゃないか? “負けない”ことが得意なイタリアが安全に予選突破する策を。何も一位通過する必要はない。
予選突破のためには、どこかで少なくとも一勝はしなくちゃならない。で、あるならば、デンマークやスウェーデンに勝つより、ブルガリアのほうが確実だ。しかも最終戦にブルガリアの敗退が決まっていればモチベーションも低くなる……と読んだかもしれない、と思った。
トラップの頭はいつでも同じだ。2002W杯のときもそうだった。思い出したくもねー対韓国戦で1点獲って、FWを外し、守りを固めた。それで、負けた。今日も同じパターン。75分過ぎ1-0でカッサーノを下げて、MFのフィオーリを投入し中盤を固めた。それでイブラヒモビッチにやられた。下げるなら、息が上がってたデルピエロだろーよ? ゴール前に一人で残すなら、ビエリよりカッサーノだろーよ? でも、トラップとアタクシの相性はことごとく合わない。
アタクシだけでなく、イタリア国民とも相性が合わなくなってきてるらしい。ポルトガルへ「ディバイオ連れて行くなら、ジラルティーノだろーよ? なんでバッジオは連れていかねーんだよ?」と怒りを通り越して、呆れてるらしい。
とはいうものの、トラップだって手をこまねいているわけではない。自由にさせておいたら、ジャポネーゼのお嬢さんたちと親睦を深め過ぎちゃったW杯を反省し、外出禁止令&セックス禁止令を発動した*1。あと、変わったことといえば……見当たらないが。
今日、引き分けたスウェーデンもデンマークと同じ1勝1分で勝ち点4。イタリアは2分で勝ち点2。最終戦でスウェーデンはデンマークと潰し合う。その勝者は勝ち点7、敗者は勝ち点4。イタリアがブルガリアに勝てば勝ち点5で2位通過。スウェ×デン戦が引き分けると勝ち点5で並ぶ。その場合は、3-0とか4-1とかで勝たないとダメだ条件によっては予選敗退*2。最終戦は、同時刻キックオフだから、また会場ではラジオを聞く人が増えるのだろう……W杯の予選リーグ最終戦と同じように。あの夜、予選敗退が決まってたエクアドルがクロアチアに勝ってくれた。おかげで、メヒカーナのアタクシはアッズーリ命のマダームと別府で関アジ関サバ★ナイト@寿司屋で盛り上がれた。よーし韓国行くぞ!おりゃー!と気合いを入れたんだっけ……(遠い目)。
まあ、だからさ、少なくとも、相手のデキ如何で左右されるって戦略はもうやめてくださいよ。お願いだから。