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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

C組:今夜も海賊組の勝ち、と日記には書いておこう

ブルガリア0-2デンマーク
イタリア1-1スウェーデン

体力的な問題から、本日の観戦はイタ×スウェ戦に絞った。27:35スタートなのに、スポーツ・カフェ満席。さすがみなさんTBSよりわかってらっしゃる。

現地観戦中のマダームから「ごるぁ〜トラップ! 練習で、ネスタピルロガットゥーゾが控え組に入ってるよう(涙)」とメールが入る。でも、トラップのことなんか、信用しないね。トラップだけじゃなくて、もう誰も信じられない。「今夜の現地は涼しいので、選手たちは楽かも」ってのは、うれしいニュースだけど。

で、フタを開けてみればやっぱりだ。もっとも、ちょっぴりおバカな王子のために、フォーメーションをイジる必要はあったんだけど、控え組で練習してたピルロを真ん中の真ん中に入れてるし、ガットゥーゾもスタメン、もちろんネスタも。で、ビエリとカッサーノの2トップの下の中央にデルピエロを置く。

デンマーク戦と比べたら動きは格段にいい。守らせたら天下一品だから、わりと安心。だってアタクシのネスタがいるもん(でも、ラーションと競るとすごく痛そう)。それにパヌッチの上がりも素晴らしい。デルピエロなんか、トリノ・ルーレットしてゴール前に持ち込んで、海賊の強烈タックルにも転ばない。こうして海賊のゴール前を何度も脅かす。最初のうちこそ「おお!」と声を上げていたが、何度も何度も決まらないのを観ていて、だんだんいや〜な予感がしてきた。「決まらないンじゃないか?」

ビエリだってデルピエロだってイイ選手だ。でも、ゴルを“決める”には“決め癖”がついてないと難しいと思う。だって、彼こそが勝負を握っているんだもの。どんなに守ったって“勝てない”。逆に“決め癖”のついたFWの魅力には抗えない。「オレ様」だって「エゴイスト」だって、趣味の悪いTシャツ着てたって、赤いランボルギーニなんか乗り回してたって、ひれ伏したくなる。

理由は違うけれど、ビエリもデルピエロも今シーズン、十分に“決め癖がついている”とは残念ながら言えない。だからこそ、自己最多20ゴールを叩き出したトッティ王子に期待してたのに。ううう、なんでなんだよ、ばかあ

シュートを放った数ではビエリだったけど、決めたのはカッサーノだった。選手としての格だとかクラスだったらビエリが上だろう。けど、試合に出ていることと出ていないこと、その差がこれだ。そして、アヤックス戦士イブラヒモビッチのウルトラCゴルで後半スウェーデンに追いつかれた。あれ、なんて格好なの? スコーピオンの変型ヒールキックっていうか、ともかくバランス失った状態からのシュート。それでも“決める”ヤツが打てば“決まる”。決め癖のついたFWには、運さえも引き寄せる腕力があるのだ。ちなみにブッフォンが前に出ててお留守にしてたゴールを守ってたのはビエリ。ヘッドでクリアしようとしたけど、当たらなかった。