メダルラッシュを煽ってたのは、ぷちナショナリズムでした?
ジャパンのお家芸メダルラッシュを支えているのは、JOCが2001年に策定したゴールド・プランって戦略で、北京を見据えているんだけども、「アテネでメダルがないと、今後強化費は減っていくだろう」ってんで、官民一体になってエリート選手を教育して、それもかなりアグレッシブに煽った結果だったらしい。どっかのスポーツ新聞にこのプロジェクトにいくら国家予算が注ぎ込まれたか、書いてあったけど、どれだか見失ってしまった。
JOCがまとめた四十四ページの戦略書は、米国、ロシア、中国を五輪超大国と定め、「世界の列強と肩を並べて堂々たる成績を残すとき、われわれの目標は達成され、国民の願いもかなえられる」と半ば扇情的な調子でつづられている。
ええっ、マジ? 各協会に送られたっていう「JOC GOLD PLAN」をみてみた。ほんとだ! 「日の丸見たいんだよ、君が代聴きたいんだよ」って最後のページ、スゴイわ。もしかして、すんごいアタマのイイ人が、釣りっていうか、地引き網してる、なぁ〜んてことはないよね、国民の? 近代オリンピックの父、クーベルタン卿でさえオリンピックに戦略的な関心を持っていたくらいだもの、誰かがニッポンで持ってたって不思議ではないかと。ま、これも妄想かもしれないけど。