これしか見られなかった
国際親善試合スペイン1-0イングランド
おお、ホ、ホ、ホアキンが10番だよーーーー!!!!! なんで????? しかし、ホアキンはそれに応えた。もう、ノリノリ。あのラインギリギリクロスなんて、不幸なW杯を彷彿させた。オメーはホントに、左右の感覚がない人ですね。そこがステキ。とくに後半のもの凄い布陣に笑った。レジェスはともかく、ホアキン、グティ、そして、我らがアングロさまだ。うーん、見事な3バカトリオ(ファンのみなさま、申し訳ありません)。ある意味、これは貴重。途中から、イングリッシュ・スライディングに萎えたスペイン人が「あんなふうに、削られるの、ボク、やだよう」と華麗にパスを回すのが見物だった。
人種差別発言とか問題にされているけど、あえて言いたい。それ以前に、その引き金になったルーニー坊やのラフプレイとか、アシュリー・コール兄者やネビル(兄)のイライラタックルとか、フレンドリーマッチらしからぬお行儀の悪さは(アタクシは面白いけど)控えめにしたほうがいいんじゃないの?? 41分で黄紙もらったルーニーをとっとと引っ込めたエリクソン監督はさすがだった。コール兄者もセットで引っ込めるべきだった。
ラウールはPKハズしたけど、再三イジメられてる、ポブレシート・フェルナンド(トーレス)を元気づけてやったりして、お兄さまらしい一面を見せてたのが印象的。たとえば、レジェスが削られて丸まったときは、まったく気にも留めないところあたりが。フットボーラーとしてだけでなく、政治家としても大成するだろう。
あとベッカム、エラかった。下げたのはペレスからのリクエストもあるんだろうけど、いてほしかった。おもに、仲介役として。イングランドをまとめるのは、やっぱりこの人なんだな、とも思ったし、相手にチームメイトが多いからね、というイジワルな目でみなければ、やられたスペイン人たちにホントによく気をつかってた。去年のトルコ戦はいったいなんだったんだよ?
というわけで“フレンドリーマッチ”の意義と意味を、もうちょっと考えてくれよ、イングランド、という感想。おいおい、ここは島内じゃなくて、ベルナベウなんだぜ?赤(黄×2含む)が出たらどうするんだヨ!!とヒヤヒヤさせられました。
W杯南米予選第11節アルゼンチン3-2ベネズエラ
まず、ソリン→リケルメ→サビオラ→3点目ゴルゴル(はぁと)という、これももう見ることができない幻の旧バルサ組ゴルゴルがいちばん感動した!! 今日、サビオラが出してもらえなかったら自殺するっ、と思ったけど、自殺しないで済んでよかったう。出てきてすぐ、スウィッチ入ったし(クイっとアゴを引いて、上半身前傾姿勢に)。そこで一度目の「おおぅ!!」。
その前から、ハチャメチャな試合が楽しかった。何がハチャメチャかっていうと、まず、アボンダンシエリを責めたい。デキ悪すぎ。前の晩に夫婦喧嘩でもしたんではないかと予想。あるいは、伝統的にアルヘンのGKは年をとるとダメになるので、そろそろその時期が来たか? うー、それはまだ信じたくない。ともかく、2点とも獲られなくてイイ点だった。
ただ、アボンダンシエリのことは責めるけど、アボンダンシエリのせいばかりにはできない。全員、やる気がみなぎってることは認めるけど、功名心オーバーヒートだ、おもに、ソラーリ。だけど、これが戦術だったら、アタクシは大好きだ。
たしか、この布陣では4バック(ソリン-ロドリゲス-ミリト(兄)-サネッティ)のはずだが、実質2バック、ときには1バックになってた。あまりの寂しさに、1点目(ベネズエラの自殺点)のとき、残されたDF一人とアボンダンシエリがピッチのこっち側で二人で抱き合って喜びをかみしめてた。それ以外の全員でハーフウェイラインよりあっちへ行っちゃうってどうよ?? 面白すぎ。ソリンはわかるけど、サネッティまで上がって(この間のミラン戦でネスタも上がってて、うっとりしたけどさ)、ゴル狙ってるのがステキ。そんなわけだからカウンター喰らったら、音速で帰ってきても間に合いっこない。マスチェラーノはよい子だから、なんとかすごい前に行っちまった前戦と最終ラインのバランスを取ろうとするんだけど、やっぱり高値安定なわけで。R.マドリがほしがるのもわかるわ、たしかに。
ちなみに2点目はリケルメのロマン溢れるFK(そのあと一直線に走ってって喜びを交わし合っていたのは、後半登場して黄紙喰らった、控えのプラセンテ)
ただ、ベネズエラのアランゴとやりあうと、どうしても見た目的にアランゴを応援してしまうのでどうしようと思った。ベネズエラでは、ヒメネスがますますフィーゴ化してる。ところで一時同点した、あのステキなタレ目のFKキッカー13番は誰? ヴィエルマ? コッパ・アメリカに出てない? うー、まだこういう選手、いるのか。あとGKドゥダメルは少なくとも今日のアボンダンシエリより間違いなく数段上のデキだった。