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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

25歳の君を知らなすぎたことは犯罪だった


11月25日に課したミッション、THE BIG ISSUE15号をゲットするは完璧に遂行した。そして11月30日にガエル・ガルシア・ベルナルは26歳になった。

それにしても、なんでフリーダ・カーロの言葉が引用されているの? そりゃ、メキシコ人アーティスト同士だから不思議はないのだけどサ、と思って記事を読む。知らなかった。知らなすぎた。去年のアカデミー賞授賞式でガエル君は最優秀主題歌賞(「フリーダ」もノミネート)のプレゼンターだったこと。そのルックスと第一声のご挨拶「Hola!」で会場を虜にすると(ここまでは当然だが)、マイケル・ムーアの前に、その日のセレモニーで一番最初に、イラク戦争反対とコメントしたこと。19:06ごろ、彼は「オスカーの反乱」で美しく歴史を作ってたこと。だいたい、マイケル・ムーアで騒ぎすぎて、ガエル君を見逃してたなんて、apo一生の不覚でした。もう、これは犯罪に等しい。

ともかくBIG ISSUEとそこいらへんを総合すると、アカデミー賞の運営サイドが用意したプロンプターに映ってる原稿をシカトして、こんなふうにしゃべったらしい。

Frida Kahlo once said, "I don't paint my dreams, I paint my realities." The necessity for peace in the world is not a dream, it's a reality. . . . If Frida was alive, she would be on our side, against the war.

ああ、ガエル君、カッコイイ。震えるほど緊張してたというガエル君が、アタクシにはみえる。はじめて“常識”で芝居したというガエル君。なんで、そのときの君を知らなかったのだろう。

ちなみに役者一家に生まれたガエル君は十代でセント・マーティンス・セントラル・スクールで演劇を勉強しにロンドンに渡ってるので、たいへん流ちょうな英語をしゃべります。なのにオスカー前夜祭パーティで知り合ったナタリー・ポートマンと、たった5か月でお別れすると、マスコミから「“バッド・エデュケーション”のベルナル、(スターウォーズの)アミダラ女王にフラれる」とか書き叩かれます。まあ、めでたし、めでたし。どうでもいいけど、ナタリー・ポートマンユアン・マクレガーよりガエル君を選ぶあたり趣味がたいへんイイですね。

この写真は今年のカンヌ映画祭(「モーターサイクル・ダイアリーズ」がオープニングで上映された)のときだけど、アカデミー賞でもこんなカンジだったのかしら? うっとり……ん、ちょっと待て! カンヌ? カンヌっていやー、映画祭やってたとき、アタクシ、南仏にいたじゃん! ニースで遊んでる場合じゃなかったし、(ラ・トゥルビはいいとして)モナコでF1金縛りにあってる場合じゃなかったじゃん。うわーん。悔やんでも悔やみきれませぬ。ガエル君の来年の誕生日は、こんなことがないようにきっちり備えたい。やっぱ調子に乗って遊びすぎた。そうだ、メキシコへ帰ろう。

追記。
なんとこちら(id:AO-ekis:20041121)に、メキシコシティでガエル君のサインをゲットしたラッキー★ガールがいらっしゃいましたよっ!! ビバ・メヒコ!