納得いきません
ACミラン、チェルシー→準決勝へ勝ち上がり
たしかに、気持ちはわかる。ゴル取り消されてしまったカンビアッソの気持ちも、それを目の前で見せられたインテリスタの気持ちも。だけど、スタンドから投げられたモノがヂーダにヒットしたのはこれで2回目。しかも今回のソレは、発煙筒だった。
前回の1stレグ(インテル0-2ミラン、うちog1)でサンシーロでのすんばらしいアウェー勝利によって、ミランのかな〜り楽な展開となっていた。逆に獲らなければならないインテル。絶対に燃えるハズだった。
先制したのはミラン。短髪になって男前に戻ったシェバがゴルゴルを決める。一方、インテルは本調子じゃなかったアドリアーノがダメになり、マルちゃんと交代。でも、アタクシにとってはマルちゃんのほうがなんとなくコワイよう、とドキドキ。70分すぎ、くたびれちゃったクレスポ、アウト。今夜もルイ・コスタの活躍が観られるとワクワクした矢先、ソレは起きた。
ヂーダの演技だったのか、審判の勘違いなのか、よくわからない。ともかく、カンビアッソのゴールは取り消された。アタクシはミラニスタだけれど「よう、審判。そりゃ違うだろ?」と思った*1。
その結果、ヂーダが守るミランサイドはピッチからのいろんなモノで土砂降りになった。火のついた発煙筒、中身の入ったペットボトル、傘、などなど。すぐ、選手は退避。約20分後、ゲームは再開されたものの、結果は雨は止まず。十数分を残して、没収試合になった。
インテルはベロン兄貴、カンビアッソ、キリ・ゴンサレスのアルヘントリオの中盤がバリバリ働いていたし、出場停止のガットゥーゾが乗り移ったのか、セードルフが熱いプレイをしてた。アタクシはミラニスタだけれども、セードルフに対してこんなにムカつかない試合は初めてだ。面白かったのだ。もっと観たかったのだ。なのに、なのに、なのに。
こうして、やりきれない気持ちでいっぱいの朝を迎えた。ミラニスタも、インテリスタも。けれど、いったい誰に、文句を言えるだろう。アタクシは、投げ込んだ人の気持ちもわかる。わかるだけに、何があっても最後まであきらめないでほしいし、選手より先に自棄にならないでほしい、と思う。仮に負けたとしても、その哀しみを享受するのもまた、サポに与えられた運命の一部であるはずなのだから。
1stレグで4-2で勝ったチェルシーは、調子に乗ってときどき大切なことを忘れがちだ。1stレグも勝敗は勝ちだけど、アウェーで許した2点は4点換算。先制したからってそんなにウキウキしてられなかったハズ。マウリーニョがいない影響ですか? 結果的に、2点入れられてラッキーだったね、あの、カーン相手に。次は、りばぽとユーヴェの勝者ですか? ツメの甘さが出ないことをお祈りします(マウマウのためだけに)。