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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

セリエA:ユーヴェはスクデットをつかんだのか?

「W杯は心配御無用!」何はともあれ、コッパ・イタリア決勝を観なかったアタクシにとって、トッティ王子の美しい復活を喜びたい。リッピはもちろん、政治のお仕事がヒマになってガリガリと並んで観戦してたベルベル*1ですら、喜んでいたはずだ。後半、ピルロが当たりに行ったとき、「ピルやん、そこはもうちょっとそっと!」と思ったのはアタクシだけではないだろう。

ミランは勝ったけれど、ユーヴェは負けなかったので(まあ、レッジーナ相手だしねえ)、スクデットはユーヴェのものになった。とりあえず。だけどこの八百長疑惑である。

八百長関与の疑いがかるユベントスが来季セリエCに降格する可能性があると13日、地元のテレビ局が伝えた。関与を指摘されているACミランフィオレンティーナラツィオはセリエB降格の可能性があるという。

この日の地元各紙は捜査対象の関係者41人の氏名を掲載。黒幕とされるユベントスのモッジGMを筆頭に、フィオレンティーナのデッラバッレ会長やラツィオのロティート会長に加え、ACミラン関係者とされる元審判の名前も挙がった。

ユベントスは14日に連覇が懸かる最終節を迎えるが、2位ACミランとともに不正が確定すれば、現在3位のインテル・ミラノが繰り上げで優勝となる見通し。また、違法賭博への関与が疑われるユベントスのGKブッフォンは13日にトリノ治安判事から取り調べを受け、そのため15日のイタリア代表発表から外される可能性が出てきた。

最も深く騒動に巻き込まれているのはユベントス。クラブが直接(かつ継続的に)関与したとされる試合結果の操作が電話盗聴で明らかになったことに加えて、一部の選手たちの賭博行為も疑われている。

そのほかのクラブでは、ラツィオがかなり深刻な立場にあるようで、フィオレンティーナミランもある程度苦しいようだ。もちろん、すべては現時点での話である。

こんな多方面の緊張のなか、アモローゾはよくPK外さなかった。しかも、これが移籍後の記念すべきセリエA初ゴール。アモローゾは長生きするだろう。

ともかく、シェヴァは売りませんから!

ガッリアーニ副会長、シェフチェンコ移籍問題で声を荒げる
http://www.goal.com/jp_livedoor/articolo.aspx?contenutoId=50951

伝統的に、お買い物好きが過ぎて、人材の豊かさのあまり選手をベンチに縛りつけることはあっても、ミランがお金で選手を放出することはなかった。そのため、忠誠心を見せる選手は多い。だから、個人的には楽観してる。仮にミランがセリエBに降格するとしても、1年間くらい待つのは平気だ。来季の中継? そりゃ、普通にミラン戦もユーヴェ戦もやるでしょ、スカパーは。日本人がいないプロビンチアのチームの試合なんかいったい誰が観るの? 『デルピエロ・ゾーン』の代わりは? 誰も観ないセリエAより、観戦ツアーも組みやすいユーヴェやミラン戦を優先する。

もっとも、抜けない歯はない、わけではない。普段の言動とは違い、忠誠心を翻す選手も出てくるだろうけど。たとえばネスタなんかはその筆頭じゃないかと思う。あとはピルロセードルフ、若いジラ、カカ辺りがそんな選択をしても仕方がない。それはそれでいい。残っても出ていっても、尊重したいし、応援するよ。けど、ACミランはほかのチームと違い、草刈り場になることはないだろう。

むしろ降格したら、「即戦力にこだわらない」若手補給がのんびりできていいじゃん。ジャンプするには、一回沈んで反動をつけないといけない。えげつないミランのことだもの、降格くらい好機に変えてくるしたたかさはあるはず。

まあともかく、この疑惑の結果が決まっても、実際の選手の移動はW杯のあと。どうなるか、まあじっくり見守ろうじゃありませんか。

*1:ガリアーニ会長とベルルスコーニ前首相のツーショットは、ハンサムなリッピ監督と違い、美しくない。ビジュアル面のアップに貢献しているガリアーニ息子はどこへ行ったのか? ただしビジュアル的にはともかく、人間的にガリアーニ会長はイイ人だ。2年前のトヨタカップACミランが来日したとき、サインを求めるファンに応え、選手たちよりていねいににこやかな微笑みを浮かべサインしてくれた。