おふらんす大統領選第一回投票

みなさま、サバ？

5/6の決戦投票は、サルコジと、社会党のバトル・ロワイヤルを制した軍人の娘による保守保守対決に決まりました。出生率がヨーロッパ内で唯一2.0を超えた現政権に立ち向かう、4人の母と思ったら中世に逆戻りみたいなこと言いだして、このおばさん、都市部の女性に人気ゼロ。友人のマダームによると「フランスではじめての女性大統領候補だというのに、まったく残念だわ」。「移民相手にマッチョなサルコジ?　彼も移民なのにねぇ」。それならいっそまだまだ元気な極右の74歳(たぶん)のルペン?　まあ今回も出馬してたってことが驚きだが「彼の娘が父親のDNAを色濃く受けたようでカリスマ性があるって評判なのよ。今後、ちょっと気にしてみて」とのこと。

あれ？フランスお家芸のリベラルな方はどこにおわしたの？

緑の党とか共産党とかそれっぽいのとか労働者のなんちゃらとか狩猟・釣りなんちゃら(ってソレ、政治かい？)とか、全員、泡沫でしょ?

「第三の男」バイルー(フランス民主連合)は保守寄り"コウモリ"中道でしょ?

あ、いたわっ！マクドナルドを焼き討ちしたり、遺伝子組み替えトウモロコシ畑を勝手に刈り取って有罪になった武闘派、ジョゼ・ボヴェ！　あー、スキスキこのケダモノ！　ちょっと、彼に入れなさいよ(はぁと)と謹んでご提案したら「わたしもスキよ。でもね。冷静に考えてちょうだい、大統領はダメよ」「あら、いいじゃない、フランスだもの」「ダメです！」

ちぇー。どっちに転んだってコンサバじゃん。まるで都知事選挙のようなシコミっぷりね。