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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

インド人をオーストラリアの救世主に(提言)

環境保護対策でラクダも食用に?オーストラリア
オーストラリアでウサギ、カンガルーに続き、ラクダが増えすぎて、政府が「喰いましょう」キャンペーンを展開中だそうです。今回はこれに対して、地球にやさしいアタクシからささやかなご提案を。

とりあえず、どのくらいものすごい勢いでラクダが増えてるのか調べてみました。

2000年現在で30万頭以上がオーストラリア(主に西部)にいる(巨大動物図鑑/ラクダ)

これが、2007年3月に大干ばつでラクダが暴動を起こしたときには

現在は推定で約100万頭が、主に内陸部に生息(朝日新聞)

と、報じられました。7年間で3倍増以上って……なんというケダモノ!
その鬼畜っぷりったら、

このラクダは日常的にペットのヤギに乗りかかり何度もヤギを窒息死させかけていた(JAMS.TV)

これでは平和的なオーストラリアのみなさんから「殺せコール」が起こるのも無理はありません。その結果、40万頭のラクダは"must die!!"を宣告されました。

それに、知りませんでしたが、もう喰ってたんですね*1。探せばレシピとかもあるのかしら? 探す気はまったくありませんけど。

ラクダは少々クセがありますが、スパイスなどを加えることによって食べやすくなります(世界FOOD紀行/オーストラリア)

ここで、悩めるオーストラリアに朗報です。スパイスといえばカレー。そしてインド人にビックリ!

貧しい畜産家がオスのラクダに荷台を引かせる一方で、メスのラクダを食肉として売ってしまうことから、ラジャスタン州*2で飼育されているラクダの数は、過去10年間でかつての50パーセントまで急落し、40万頭以下になった。(ロイター)

まさにラクダを食い尽くす勢いです。オーストラリアにとって、とっても頼れる存在ではありませんか。しかもインドでは今、ラクダブーム

……こういう流れからフツーは「インドにラクダを売ろう」って話になりやすいと思います。でも、そうじゃなくて逆に

オーストラリアはインド人を導入するべき

これがアタクシの提案です。カンガルーはともかく、ラクダもウサギも導入してこうなったのですから、引き算ではおいつきません。また、インド人は繁殖力も期待できます。あまり関係ないかもしれませんが、アタクシが敬愛する伊達友美先生も「ダイエットは引き算でなく、足し算でやせるのです」とおっしゃってました。ですから、40万頭のラクダを引くのではなく、インド人を足してみてはいかがでしょう。オーストラリア、広いですし。そこに導入されたオーストラリアのラクダはアフガニスタンから来たそうですから、ご近所のインド人のお口にも合うにちがいありません。さらに、彼らのつくる血糖値を下げるラクダ乳アイスクリームメタボ・オージーを救ってくれるでしょう。

でも、アングロサクソン至上主義的な方もまだまだいるかもしれません。そういう方には、クロコダイル・ダンディ風味のこちらのワイルドな先生*3を。※生肉食べますよ、注意。

いかがですか? 文化的なオーストラリアのみなさんにはインド人の方々をきっと好まれると思うのですが。

メモ:東京でラクダ肉を味わえるレストラン。念のため見つけておいた。たぶん行かない。

*1:ちなみにラクダはイスラム教では食用を禁じられていませんから、中東・アフリカでも喰います。ただしユダヤ教ではタブーです。ユダヤ人のお友だちをおもてなしするときは注意しましょう。ラクダ肉そのものは、数字でみると低カロリー・低脂肪・高タンパクでヘルシーだけど、パサパサしてそうです。

*2:Rajasthan。州最北の町、ビカネールはシルクロードの宿泊地。ラクダミルクを味わえるラクダ牧場がある。→ITIS Travelers/町の情報

*3:ディスカバリーチャンネルの探検家ベア・グリルズ氏。イギリス特殊部隊SAS隊員。このビデオを何回も見ているとだんだんジェイミー・オリヴァーに見えてくる。たぶん気のせいだけど。