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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

100年に1度のひび割れ

年占の神事で、こんなん出ましたってニュース。

秋田県にかほ市の小滝集落で7日、室町時代から続く「曼荼羅(まんだら)餅占い」があり、「100年に1度」という大きなひび割れが三つも見つかった。

年男がこねた直径約50センチの餅の上に紙を乗せて燃やし、形状で1年の吉凶を占う。ひびが大きいほど「悪い知らせ」とされ、「こんなひび割れは見たことがない」と騒然となった。

世界的な不況がもっと広がるのかと不安がる声も上がったが、切り分けられた餅を食べた氏子総代は「味はおいしいから、希望はある」。

もち占い「100年に1度のひび割れ」 秋田(朝日新聞09/01/08)

お祭りについて詳しく紹介されているこちらのブログですと「ここ40数年で初めて」で、さらに「稲の作柄は平年以上か豊作、風はおだやか」の吉オプション付きとなってます。

そうしないと話にならないのはわかりますが、「吉凶」は陰陽と同様のシンボルだと思いますの。陽ばかりならイイというわけでなく、自然のサイクルでも何でもネガティブな要素は必要です。一見ネガティブと思える事象でも、必ず何かのリソースとして役立っているものですし。

もしも「ひび割れ=凶」であるなら、ネガティブなシンボルとして現れた、そのリソースは何でしょう? 不況によって現れる3つのデカイ穴、でもあるのかしら?
……悪事が明らかになったとき「ひどいわっ」って思うかもしれないけど、目に見えないところで脈々と続いていくよりは、喜ばしいこと。できるならばそれが発覚する過程や及ぼされる影響がなるだけ「おだやかなカタチで」と望むけど、いろいろな感覚がマヒしてしまった鈍感な現代人は、刺激がないと気づかない。

どうか「100年に1度のひび割れ」というカタチで現れた「気づき」が「傷つき」となりませんように。