ラニエリ監督、乙華麗！

アタクシは別にチェルスキーが嫌いなワケじゃない。ヴェロン兄貴もいるし。それからラニエリ監督が特別好きなワケでもない。だけど、オーナーの油もbitchは大嫌いだ。CLマガジンでラニエリのかわいそうなインタビューを観た。「勝っても何も変わりませんよ」つまり、今期でクビってことだ。でも何でタイトルを一つも獲れなかった詰め腹をラニエリだけが切らされるのか？　そりゃ、オーナーは王様でしょうよ。

だけど下品に選手を買い漁るこの男には、センスがない。仕事はしらねーが、サッカーは致命的にシロウトだ。こいつのせいで何人飼い殺しになってることか。もったいなさすぎる。そんなヤツに、人間以下のひでー仕打ちを受けるラニエリのことを同情せずにはいられない。

去年、ここで「選手をお買い上げするより、通訳をお買い上げしたら？」と書いた。あの多国籍チームを率いたラニエリは英語がわからない選手それぞれと、わかりそうな言語で会話してたという。それって監督の仕事なのか。

試合に先立ち、デシャンとハグして挨拶し、試合後にやっぱりハグして祝福したラニエリ。後半64分、メルヒオットと替えてグレン・ジョンソンを入れたのは、自分がここでできる最後の仕事と思ったんじゃないか、と妄想する。ローマでラッツィオを虐殺したのを思い出した。あの日は、ムトゥ(元パルマ)を先発させて、イタリア凱旋ゴルゴルをさせた。グレン・ジョンソンも先発だった。ミハイロビッチほかにかまわれてイエロー２枚喰らって退場になった19歳のグレン・ジョンソンを、普段声を荒立てない(という噂の)ラニエリにしては珍しく叱りとばしていた。たぶん「アホ！　相手に乗せられてカードもらうたぁどうゆう了見なんだよぉっ！　ちったぁ落ち着いてプレイできんのかっ！」てなことを言ったんじゃないかと思う。

グレン・ジョンソンはスピードのある身体能力の高いディフェンダーだ。ただ、まだ若くてアホなので、たった25分しかピッチにいないのに、ラッツィオ戦と同じようにイエローを喰らってしまったけれど。噂されてるロベカルが来たら、コイツも干されるだろう。その前に一つでもこのドアホな若者に“世界の大舞台”という経験を積ませておこう……そんなことを思っての交代だった(妄想)としたら、ラニエリはイイ人すぎる。

わかるか(全部妄想ですけど)？　油もbitch。わかんねーだろうな。だから死ね。サッカーに汚い手でさわるな(それでもチェルスキー再建の貢献は認める。少なくとも口は出すな、結果を急ぐな)。

でも決まったことは受け入れるしかないのだね。ラニエリ監督、乙華麗！　来期は、あるいはいつか、どこかで油もbitchを見返してやってください。