もう眠れっこねー
今夜は黄色×青の戦いが熱かった。と、書いていたらば、イタリア勢がアウェーゴルゴルで帳尻あわせにくるところがさすがカテナチオ(ってもう何かいてるんだか自分でも意味不明)。いやー、インテルはなんかやるって思ってたんだけど、ユーヴェまで2点入れるとは思わなんだ。再放送ではレンジャース×ビジャの前半、前半の終わりになったらヤングあやや×インテルにかえて、後半はユーヴェ戦、後半の半分以降インテルに戻す予定。で、次の再放送でまるまる全部チェルシー×バルサをもう一度観たい。今、興奮状態だから。
レオ、強し: チェルシー1-2バルサ
0-0で折り返しってーのがこんなに平和じゃない試合は、久方ぶり。ぜったいにベスト・バウト入りする、コレ。10枚になったチェルシーがこんなにやれるのを観たら、モリオ=モナコがここに勝てたこととか、モリオ=りばぽが引き分けで終われたことが奇跡のように思える。アタクシは嫌いだけれど、とくに後半に魅せたジョン・テリーの粘りは、すごいガッツだった。決して、OGになったからとかじゃない。マジしびれたね。そのわりにランパードがこの早い流れに着いていけてなかったのが残念。主審もこのスピードに全然ついていけてなかったし。
チェルシーはとことんUEFAに嫌われてるらしい。まあ、それに当てられるバルサも決して好かれてるワケじゃないだろうけど。たしかに「アタクシのかわゆいメッシに何をするんじゃー！」とは思ったけど、あれで１発レッドはないだろう？ 最初にやられたとき、この子はものすごく落ち着いてた。「ねー、パンツ、切れちゃったよ、ホラね、糸びろ〜ん」なことのほうが心配だった。当たられても平気だけど「そういうときはオマエ、そのまま倒れてろっ」って兄ちゃんたちからよーく教わっているんだろう。だからデル・オルノからつっこまれたときは、一度起きあがってまた伏せた。兄ちゃんたちは倒れてるレオよりも、レオに体当たりしたデル・オルノを責めに集結。この-1人がなければ、ここまでチェルシーも燃えなかったかもしれない。たとえ10人でもチェルシーを虐殺するのはムズカシイ。
ただ、それよりもなによりも、レオは強い。最初はアムロタイプだと思ったけど、全然違う。イジメられて、ひるまないのは当たり前だけど、イジケないもん。当たられてもどういうバランス感覚してんだかわかんないけどそうそう倒れないし、瞬時に合気道かなんかでかわしてる感さえある。もちろん、ロナウジーニョがよかっただとか、デコがイケてるだとか、やっぱりエトォだねとか、ファン・ブロンクホルストは利いてるとか、アタクシのマルケス君がステキ(はぁと)とか、モッタがもったとか、プジョルがんじょーとか、オレゲールは仕事師とか、最後のラーションは頭だけでなく光ってたとか、そういうことはもう当たり前だ。だとしても、レオはすごい。
アルヘンは絶対にW杯でレオをスタメンにする。アタクシが監督なら、絶対に外せない。
たぶん敗因はプルソの腕毛抜き: レンジャース2-2ヴィジャレアル
たしかボーボーだったんだよ、モナコ黄金時代には。でもフォルランの輝く金髪とリケルメの片耳ゾウさんにやられたんだと思う。
たぶん、試合的にはココ、ダークホース扱いだと思う。アタクシは、ヴィジャ・レアルのくじ運の強さに「もしかして勝ち上がるかも」と期待。だって、豪華なメンバーなんだもの。フォルラン、ホセ＝マリの2トップの下をリケルメが支えてるってだけですごいでしょ? そうでもない? あ、そうですか。試合の流れ自体は、去年のUEFA杯と同じだったけど、違ったのは前半レンジャースがホームってこともあってシャカリキになったってことだ。たぶん30分までは、どこよりも燃える試合になった。こうなると手を抜きたがるラテン系もサングレ・カリエンテが騒ぎ出す。で、マジになっちゃったんでしょうねえ。後半、引き分けに持ち込まれても優雅にパス舞わしするわ、GKは遅延行為するわ、そのあたりに田舎モノ感がぬぐえないんだけど、実質勝ちの引き分けしたビジャレアルが、たぶん2ndレグは野となれ山となれ方式で勝つだろう。
マンチーニだけじゃなく魔法使いが増えた: アヤックス2-2インテル
何点入っても、インテルは何かする、って信じてた。それにひきかえ、いくつになってもヤングあややはヤングなまま。老獪なオッサンたちの帳尻合わせにつきあっちゃって、実質負けだ。マンチーニはたぶん、これでご満足でしょう。仕上げはサンシーロですればいいもんね。
以上の3試合でのアルヘンティーナ人口：インテル5人(カンビアッソ、フリオ・クルス、サムエル、サネッティ、ブルディッソ)、ヴィジャ4人(リケルメ、ソリン、ゴンサロ・ロドリゲス、アルアバレナ)、バルサ1人(レオ・メッシ)で10人。ほぼ１チームできますね。コイツらでピックアップされてる人は評価高いでしょう。
