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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

好き放題ワールドカップについてしゃべる(3)イタリア

フランスとイタリアは欲求不満の塊だった。パブリック・ビューイングで観たアメ×イタのあとで会場ふらついてたら、ドイツ在住のイタリア人から「オイ、ゴールデンゴールの意味をゆってみろ」と絡まれた。あーやだやだ。もう、こうなるといくら日本人だってゆっても意味ない。気持ちは十分にわかりますが「え、サウス・コレアじゃない? じゃあノースかよ。ギャハハ」って、アタクシでウサ晴らすなって。

だからハンブルクでのチェコ×イタは、メキシコ人の女の子からもらった緑・白・赤の応援付け毛をして行った。あと髪が短いヤンエグ(古いなあ)なトッティもハンサムなんだけども、トッティが短くした分、アタクシが補ってみたよ。とか、理由がなくてもつけて行ってた、と思いますけどね。

今回、行った中では、スタのオペレーションはハンブルクが最低だった。中央駅から遠いし、青・緑チケホルダーは運悪く中央駅でS3に乗れと誘導されたとおりにやってくると、シャトルバス降りたところに案内人もいなければ看板もない。ただ、フェンス越えて入ろうとする不届き者を取り締まってるだけだ。これで10分見逃した。着いたとたんにネスタ交代ですよ。がおー!

ではあるけど、この試合でようやくイタリアっぽいズルさと強さとうるささが観られた。ミランもそうなんだけど、格下相手だとすぐ手を抜くんだよ、イタリア人。アメ戦じゃ、そのせいかピルロとジラ、ピルロとガっちゃんがミランですらありえない近さでプレイしてるし、そんなの機能しっこない。だから、どんなにがんばってもガっちゃんは空回り、ジラはガチガチですわ。それがチェコ戦でようやくマジになったってカンジ。

強力なカンフル剤になったのは、ネドヴェド先生のブッフォンに打ち込んだ強烈ミドルだった。あれは感動的だった。ネドヴェド先生、やめないで! 南アフリカも行こうよ、ねえ。

最後はスーペル・ピッポのスーペル・ゴルでイターリアがオーストラリアを叩き潰すことが決定したので、アタクシはうれしい。その感動を前の席のイターリア野郎ども熱い抱擁で分かち合う。イターリア、ステキ、サッカールーをこ・ろ・し・て!ったら、まかせとけだって! ちなみにこの時間ではまだ日本の敗退は決定していなかったけど、イタリア人とも日本人ともドイツ人とも「イターリアはオーストラリアとやる」ってことで話が進んでた。妄想はするけど夢を見ないアタクシも、もちろんそう思ってた。

追い込みってのは感動的で、成功するとビューティフルなんだけど、馬力が試される。アタクシは今でもミスターシービーが馬群に沈んだ有馬記念が忘れられないけど、ポテンシャルを100引き出せないまま、というよりも、出すことを遠慮したのがシャイなジーコ・ジャパン。当たり前のことながらイタリアもフランスも、日本よりシャイじゃなかった。