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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

どうせまた右傾化とかぷちナショナリズムとかの材料にするんでしょ?

日本・中国・韓国の青少年に「戦争が起こったらどうする?」というアンケート*1を実施したところ、「率先して戦う」と答えた割合は日本が41.1%と、他2か国(中国14.4%、韓国10.2%)と比べて、戦う気マンマンであることがわかった、そうだ。

ソースは西日本新聞中央日報。その他の回答の比較↓

●戦争が起こったら?(赤字はトップの回答、「--.-%」はデータ不明)
「率先して戦う」………日本41.1% 中国14.1% 韓国10.2%
「できる役割を遂行」…日本_4.4% 中国55.7% 韓国30.8%
「状況を見て決める」…日本11.0% 中国--.-% 韓国34.4%
「まず避難する」………日本38.4% 中国--.-% 韓国13.2%
「外国に逃れる」………日本_1.7% 中国_2.3% 韓国10.4%

●国の未来について(多数の意見)
日本「少し悪くなる」 中国「かなりよくなる(62.2%)」 韓国「少しよくなる」

●アジア国家連合の結成に「賛成」と答えた割合
日本44.3%(「まあまあ」45.3%) 中国53.1% 韓国63.5%

●「自分の国を誇りに思う」と答えた割合
日本21.5% 中国60.0% 韓国37.7%

●自国民の長所/短所は?
日本:礼儀正しさ/ぜいたく 中国:勤勉さ/利己心 韓国:団結心/短気

逃げる気もマンマンなんだけど(笑)、これ、な〜んか誘導臭い。最近ネットで公開された「もし戦争が起こったら国のために戦うか」という2000年版「世界価値観調査」の結果(『世界60カ国価値観データブック』電通総研・日本リサーチセンター編)*2によると「はい」と答えた割合は世界最低の15.6%。いやいや、小泉政権5年間で日本人は変わっちまったのさ、とお嘆きのあなたのために、念のため2005年のデータ(日本のみ/pdf)もみてみたら……。

●進んで国のために戦うか?に「はい」の割合
1990年10.3% → 1995年17.2% → 2000年15.6% → 2005年15.1%

[2005年の年代別「はい」の割合]
 〜29歳7.7% 40〜49歳10.8% 60〜69歳23.8%
30〜39歳9.3% 50〜59歳14.0% 70〜79歳32.0%

気骨のあるジジババが多い! いや、そうじゃなくて。ファンキー通信に紹介されてるとおり、若者のみなさんは「国のために戦う? 絶対ヤダ」(17歳・女子高生)、「死なないならいい」(20歳・男子大学生)、「まず行かないっすね〜」(19歳・たたみ職人)というご意見をお持ち、なんだそうだ。センセッ、ゆとり教育のおかげで、「戦争放棄」は若者に十分浸透してるみたいですぅ。

*1:韓国青少年開発院、中国・青少年政治塾青少年政策研究所、日本・尚絅学院大学(仙台)が2006年3〜6月、共同で実施した歴史認識と国家観に対するアンケート調査。対象は、3か国の中・高校2年生と大学生ら2939人。国別のサンプル数、年齢別の内訳は不明。

*2:世界数十か国の大学と研究機関による共通の調査票を用いて5年ごとに行われている共同調査。対象は、各国の18歳以上の男女1000人程度。