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apo (id:MANGAMEGAMONDO) が妄想を吐き出していきます。

ブロッグ著作権騒動のまとめ:アタクシ用

もともとlivedoorへの不満とは、とくに夜間の耐え難いトラフィックの重さだった。なんでも評点の「【トラックバック企画】livedoor Blogから去って行ったブロガーたち」も、ライブドアブログ被害者の会@ゴッゴル開設も、怒ってた理由は「球団買う金があるなら、サーバー増設しろヨ!!」ってことだ。投稿できないくらい屁のカッパだが(アタクシは。普段、メモ帳とかで書かず、記事欄に直接書いてる人はムカつくだろう)、10重トラックバックを送っちゃった日には目も当てられない。

これが10月の話。

ところが、香田青年がテロリスト集団に処刑されたあと、画像・動画を紹介しているサイトへのリンクを張った複数のブロッグで記事が削除された。動画へのリンクではないし、動画を置いているページへの直リンクでもない。ちなみに、検閲してたのは大学生アルバイト。このバイトも軽薄っていうか、おっちょこちょいっていうか、独善的っていうか、ようするにバカだが、通報したバカもいた。このあたりの経緯はなんでも評点とか、黄泉[裏]新聞 - 号外に詳しい。こういう人気ブロッグで、そんなことをしたのも目立った一因ではあるが、それだけなら“まだ”よかったかもしれない。livedoorは、批判をかわすため(としか思えない)規約をより厳しい表現に変えた。

第8条 (ウェブログの公開について)

(変更前)
本サービスにて作成されている全てのウェブログについて、当サイトの宣伝を目的として利用者への通知なしに自由に利用することができるものとします。

(変更後)
本サービスにて作成されている全てのコメントおよびトラックバックを含むウェブログについて、弊社は、利用者への通知なしに無償で利用することができるものとし、利用者は、弊社及び弊社の指定する者に対し、著作権等(著作者人格権の行使も含む)を行使しないものとします。

  • ちなみにこの記事にはトラックバックが360もついてるので深夜のおそおそおもおもタイムに行くと読み込んでるうちに発狂する、PCかあなたか、どっちかが。マックユーザーはぜったいにしてはいけない冒険だ。

今や、その是非をめぐって、弁護士の先生方もご意見が真っ二つ。

ともかく、おそおそおもおもだけで被害者が出てるってのに、こうして大量のlivedoor移民を生みだしてしまったわけだ。そんな騒動の中で、おいおい、著作権侵害ブロッグはlivedoorだけじゃないぜ、という記事が絵文録ことのはに出た(「LivedoorBlog以外にも権利侵害規定!ブログ著作権規約を全チェック」)。ここで指摘されたブロッグサービスのユーザーはどこに移るか、検討を開始。で、ここ、はてなにも

ユーザーは当社に対して著作者人格権を行使しない

という一文がある。(著作権については、絵文録ことのはの「著作者人格権:何が問題で、どう書くべきか?」に非常にていねいにまとめている)

さて、記事の削除だけど、ARTIFACTの「はてなの削除要請基準」に、匿名の通報者が「削除要請」して、それがストレートに削除勧告として、ユーザーに伝わった経緯が詳しく書かれてる。これなら、「こっちが好きに削除も改竄もできるんだせ。文句があれば使うなヨ」というlivedoorレベルまであと一息。いや、そういう意味でははてなには前科がある。ある人気サイトのはてなダイアリーで、コメント欄をめぐって頭のおかしい(としか思えない)匿名の第三者からの削除要請を、そのまま削除勧告されたこともあった。

まあ、視聴率の低い妄想炸裂ページをやってる分には、心配ない問題だ。ただ、うち自体が著作権を侵害してる可能性は否めないので(笑)、著作権のうるせーとこにいるのはヤバイなって気がしてきた。「ふぉとらいふ」ってのも使わない、いやむしろ使えないし(笑)。しかし、よりによって、近鉄問題でほりえもんガンバレーなムードで選んだlivedoorはてなかよ。負け犬体質をひしひしと実感せずにいられません。けっ


追記。
ちょっと遊んでるうちに、livedoor利用規約に16日付けでさらに変更があった。

第8条 (ウェブログの公開について)

修正前(11月12日時点)
本サービスにて作成されている全てのコメントおよびトラックバックを含むウェブログについて、弊社は、利用者への通知なしに無償で利用することができるものとし、利用者は、弊社及び弊社の指定する者に対し、著作権等(著作者人格権の行使も含む)を行使しないものとします。

修正後(本日)
利用者が著作したウェブログとそれに付随するコメント及びトラックバックは当該ウェブログを著作した利用者に著作権が発生するものとします。但し、宣伝、利用促進、出版等を目的としウェブログサービスの著作物を使用する場合、利用者は弊社に対し、当該著作物を著作権法の規定に基づき無償利用することを期間無制限で非独占的に許諾し、かつ弊社及び弊社の指定する者に対し著作者人格権を行使しないものとします。

検討の結果、上記の通り修正をさせていただきました。

著作権についてはウェブログを著作した利用者に帰属しますので、その利用について弊社は制限をすることはありません。
また、著作者人格権の記述については、もちろん故意に著作者人格権を行使せざるを得ない行為(改悪など)を弊社が行うことはありませんが、例えば、文章を読みやすくするための編集などを行う際に都度確認をしないで済むようにする、などの効果を想定した上でこのような表記とさせていただきました。

以上、何卒よろしくお願い申し上げます。

なんだこれ、印税はらわねーよ宣言じゃん。そんなに二匹目の「電車男」がほしーのか? 生まれると思っているのか? ほりえもん! しっかりちてっ! とはいえ、かりに良心的に使われた、として、赤字入れられたら、許可なく“livedoorが改悪でないと思うセンス”でサクっと直されるワケね? 翻訳文なんか載っけておくと、サクっと使っちゃうかもよってワケね。ふ〜ん。次、準備しておいてよかったかも。