ついでに各国の応援キャッチフレーズにいちゃもんを
代表チームのバスの横っ腹に書かれる各国の応援メッセージ(日本語/英語)が投票で決まった。キャッチフレーズがバスに書かれることを意識した冷静なチームは前王者ブラジルのみ。あとは動物だの魂だの根性だの、かなり無茶苦茶いってる。ライオン争奪戦をしてるのがイングランド×チェコ、どっちもライオンなんか棲んでないだろう? タカを巡ってはサウジとチュニジアが競う。その点、コート・ジボワール(象牙海岸)の「エレファンツ」はバッチリ!文句なし。選手を星にしてるのが、イランとガーナ。ガーナのブラックスターってのは、なんかブラックホールを思わせる。ゴールネットにばかすか球を吸い込んじゃうんじゃないかとちょっと心配。目立ったとこ賞をあげてみる。
- いちばん萌えるで賞【メヒコ】
「世界にアステカの情熱を (Pasión azteca que cubre el mundo)」
もうなんか、こうサングレ・カリエンテが世界を席巻する!って感じじゃあないですか。で、マヤはどこに行ったかって? メヒコって国名は、アステカ族の別名メシーカ*1からとってるんですね。つまり、メヒコ=アステカなわけで。ということは、アタクシたちの渇いた太陽神にたっぷり血の生け贄を捧げなくちゃいけないってことですね! ギヤ〜ッハッハッハヒャフゥゥゥゥゥゥ! - いちばんクールで賞【スイス】
「2006年、スイスの時間 (2006, it's Swiss o'clock)」
スイスへの好感度がアタクシの中で50ポイントアップ。「闘え!」とか「根性!」とか「行け!」とか泥臭さ200%のなかで、ひときわ輝く洗練されたコピー。時計の宣伝なんかもサラリとしちゃったりして。 - 落書きされるで賞【トリニダード・トバゴ 】
「ソカ・ウォリアーズがやってくる 、カリブ海の闘志
(Here come the Soca Warriors - the fighting spirit of the Caribbean)」
もっとオシャレにしてあげようと思った親切サンが「〜the Caribbean」のあとに「Pirates」と書き込む、に500TTドル。 - キレるな危険で賞【日本】
「燃やせ!サムライ魂!」
ユニも刀がデザインしてあるからそれに合わせたのかな。海外ではウケそう。でも、サムライ魂と火ってエレメント的に合わないような……。個人的にはこういうイメージなら「吹けよ、カミカゼ」だと思うんだけど、テロ誘発するからダメか。 - まぜるな危険で賞?【オーストラリア】
「オーストラリアのサッカールー 、栄光への跳躍
(Australia Socceroos - Bound for glory)」
カンガルーにやらせるのは、ボクシングまでにしとかない? 喰ってウマイ肉は、なんとなくこういうのに向かないような気がする。 - 安全運転しま賞【アンゴラ】
「アンゴラ先頭に立て、我がチームは我が人民
(Angola lead the way - our team is our people)」
トバしそう。絶対、運転手を煽ってる。
*1:で、このメシーカ族がいつだかわかんないけど、国をつくるのによい土地を探して旅に出て、最後に現在のメキシコシティーであるティノチティトランに水上都市を建設した。一説では太平洋側に浮かぶ島メシカルティタンが、メシーカ族誕生の地といわれる。なるほど、ティノチティトランの模型とよく似てる。Mexicaltitan: Home of the Aztec Peoele→http://ontheroadin.com/journal/July%202005/mexicaltitan.htm