モリ男・ワントップが見たい: りばぽ1-0マンＣ

遅ればせだけど。
この日のモリ男はヘアバンドをしないで駆け回っててかっこよかった。ジェームスに「おい、そのタマよこせや」と迫るとこもお茶目だった。これだけやってもゴルできないのは、モリ男がカバーに回っている時間が長すぎるからだ。なんで、ムサンパのマークしてるの、モリ男？　点は獲ったけどキューウェル、それにクロムカンプ、クラウチ。なんであんなにパスの精度が低いのか。なんていうか、諦めが早すぎる。そのフォローで、モリ男がいちいち下がる。待ってらんないんだ、たぶん。

たしかに、ここでラテン・サッカーをしようというのも、ムリがある。この前のウィガン戦がヒーピア、今日がキューウェル。そりゃえらいけど、得点するべき人がゴルしてないということが問題だ。モリ男がトップ下に下がって尻拭いしてる限り、ダメだろう。ベニテスが「ツキがない」というそういうとこ、根が深い。後半、キューウェル下げて、トラオレ入れるあたり、10人相手に「1点で守りに入る」根性ナシなベニテスも、決してそういうタイプでないだけに、見てらんない。まあ、チーム事情もわからないではないけど、でもこのチームでなら、モリ男のワントップが見たい。それしか、ゴルできる要素はない。

サマラスと粕谷秀樹がアタクシのハートをアレグレにしてくれた。マンＣの21歳のきかん坊FWサマラスは、ソフィスティケートされてないモリ男ってカンジで、なんか憎めない。もうちょっと「大人の男」臭がしてきたら、好きになると思う。高木琢也の就職が決まってアタクシはうれしい。粕谷はアタクシと趣味が合って、モリ男好き／キューウェル嫌いなので、以前のように実況ジジイのモリ男罵倒や、キューウェルべたぼめを聞かされずに済む。むしろ、遠慮なく粕谷がジジイを「違うと思いますね」というたびに、胸のすく思いだ。おかげでアタクシの心には平安がもたらされ、ちょっと飲み過ぎた。