これがピッポイズム: パレルモ0-2ACミラン
アタクシは「パレルモ」と聞くだけで、イヤな予感がする。しかも、今、パレルモは調子イイ。おまけに、パレルモ、ホームだ。しかも、前半は押されまくった。押さえたカラッツ、エラい。ビリーさんは元気なんだけど、好調時のミランのように、安心して観ていることができない。
逆説的だけど、前半にミランがバカスカ点入れる展開でなくて、ちょっと安心した。何回も書いててしつこいようだけど、先シーズンの最終戦で3-0から3-3に追いつかれた試合をどうしても思い出すから。
そういうアタクシのネガティブな要素を吹き飛ばしてくれたのはピッポだった。あの、トラウマと化した試合にいなかったピッポは唯一の光。その光が、厚い暗雲の切れ間からサーっと射し込んでくるような、そんなヘッドだった。ピッポ、ありがたや〜。セルジオ越後も「どこから飛び出してくるのかわかりませんね」とか言ってたけど、厚い雲の中で直前まで、いるのかいないのかわからない。でも姿が見えたと同時に、もう光はゴールに吸い込まれてた。いつだってそうだ。ピッポは、神様を迎えにいって連れてくる。だからリッピ、最後は……わかってるね?